日本語教師Kazuの日記、今日からスタートします!!
ブログを書くのは人生で生まれてはじめてです!!
不安もありますが、日本語教師の活動記録。そして、情報発信の場としてブログを書いていきたいと思います。




今週の授業　「～ができます。」

学習者さん①　
例　A：「マイクさんは日本語ができます。」
　　B：「マイクさんは日本語を読むことができます。」

私たち日本人は意識をせずに自然に話していますが、
例文A:「マイクさんは日本語ができます。」の文型は「S（主語）はN（名詞）ができます。」です。
では例文B：「マイクさんは日本語を読むことができます。」はいかがでしょうか。
なぜ「こと」がつくのでしょうか？？
「読む」は動詞ですが、文型にあてはめるには動詞を名詞化しなければいけません。
そのため、動詞に「こと」をたして→「読むこと」で名詞化をします。
文型「S（主語）はN（名詞）ができます。」にあてはめることができます。

日本語をほとんど知らない外国人は「こと」がついていると？？となってしまうかもしれません。
その場合は文の横に写真やイラストがあると理解しやすいと思います

※名詞化（＋こと）の前の動詞は「辞書形」と言われる動詞の形にしなければいけません。
例：〇「読むこと」　×「読みますこと」

外国人学習者さんは動詞の形として「辞書形」→「読む」、「ます形」→「読みます」（他に「ない形、た形」もあります。）として学びます。
（私たちは国語の授業で「読みます」はマ行五段活用の動詞「読む」の連用形である「読み」に、丁寧の助動詞「ます」が付いた形。として勉強しました。）

外国の方に日本語を教えていると、別の視点から日本語の仕組みを知ることができ、教えることがとても楽しいです。